カウンセリングを受けた方がいいのはどんな時?

相談に行ったほうがいいのはどんな時ですか?

端的に言うと「相談できる人がいない時」ですね。

特に、「身近な人にも相談できないような悩み」がある時です。

相談って、身近な人とか、親しい人のほうがいいのでは?

身近な人とか、親しい人に相談できる悩みなら、それでいいと思います。

ただ、「深刻な悩み」や「大きな悩み」になればなるほど、身近な人とか親しい人には、逆に相談しにくくなるものです。

そうなんですか?

はい。
逆に、私が相談を受ける場合も「身内の人」とか「仲の良い友人」とかからの相談は難しいんです。

それはなぜですか?

相談する人、される人の両方の気持ちに「主観」が入ってしまうからです。
「主観」が入ってしまうと、相談される側は、どうしても「相談する人との関係性を壊したくない」という気持ちが働いてしまう傾向になりがちになるため、相談内容が深刻になるほど、「客観的な判断」ができづらくなります。

また、もし今悩みがあって、「身近な人にも相談できない」場合、「悩みを一人で抱え込んでしまう」ことになります。

なるほど。

あとは、できるだけ「早い段階で相談した方がいい」ですね。

今ある悩みを「解決できる具体的な予定」があれば、「その結果を待つ」という選択肢もあるのかもしれませんが、その予定が「必ず良い結果がでる」ものならともかく、もしそうでない結果となった場合「悩みはより深刻化」する可能性があります。

ですが、身近な人にも話せないようなことを、相談してもいいのですか?

「身近でない」からこそ、いいのです。
まず、「身近な人」と違って「主観」が入りませんので、「客観的な立場」で考え、相談を受けることができます。

また、相談を受けるにあたっても10種類以上の方法があり、「悩みの内容」や「その方をとりまく環境」などを考慮しつつ、相談される方と話し合いながら、最も有効と思われる方法を用いて「どうすれば悩みがなくなるか」「どうすれば悩まなくてよくなるか」を一緒に考えることができます。

あと、カウンセラーにも「守秘義務」があり、これを必ず守ることが相談を受ける上での大前提です。

そうなんですね。

もちろんです。

いずれにしても「悩みを抱えている」状態は心身にも影響を与えかねません。悩みが「深く」「長く」なると、私の経験では、「身体的な症状」「精神的な症状」または「その両方」として現れてきました。
私がなった「うつ病」が「心の風邪」と比喩されているのをみたことがありますが、「うつ病」にまでなってしまうと「風邪」のように短期間では治りません。
ただ、まだ「悩み」の段階であれば「早く対処したほうがいい」という点は共通していると思います。
風邪も「ひき始めが大事」といいますし。

そうですね。

はい。
ただ、「深刻な悩み」、例えば、いろんな悩みから「休職」や「退職」せざるを得なかった方で、まだ悩みが解消しておらず「復職」や「再就職」について悩んでいる方などは、「早く悩みを解決する」必要があると思います。

また、そこまでは行っていないけど、今ある悩みから「仕事」や「日常生活」に影響がでているような方も、早期に「悩みを解消する」必要があると思います。

自分自身を振り返ってみても、「あの時相談できていれば」と思うことが多々あります。
「悩みから、もう仕事や日常生活に支障がでてしまっている」方や「いまの状況では解決できそうにない悩みがある」方はもちろんですが、

できれば「そうなってしまう前」に、すこしでも早めに対処し、できるだけ早期に「悩みがなくなる方法」「悩まなくてよくなる方法」を一緒に考えることができればと思います。